元素記号（Ｃｏ）で、鉄より酸化されにくく、酸やアルカリにも強い特質があります。
ビタミンＢ１２を構成する成分であることから、ビタミンＢ１２と同様に貧血を予防したり、神経の働きを正常化させなどの効果があります。
葉酸とともに正常な赤血球を作り出す働きをしている「赤いビタミン」と呼ばれているビタミンＢ１２の構成成分としてコバルトは大変重要です。
つまり、コバルトの効果としては、ビタミンＢ１２が持つ働きが期待できるのです。
ビタミンＢ１２の持つ効果としては悪性貧血の予防・改善、神経伝達を円滑にし集中力や記憶力の向上、睡眠障害の予防、動脈硬化の予防などがあります。
焼きのり、しじみ、赤貝、いくら、レバーなどに多く含まれています。
不足すると、悪性貧血、ホモシステイン尿症、神経障害、感覚異常、記憶障害、うつ病、慢性疲労、運動時の動悸や息切れなどが起こると言われています。
摂取量及び上限量は明確になっていませんが、コバルトの過剰摂取により甲状腺肥大症や胃腸炎などの合併症が報告されています。
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