効果や副作用を解説(コンドロイチン)。

ギリシャ語で「軟骨」を意味する「コンドロス」を語源としています。
体内においてコンドロイチンは、関節や骨だけではなく、ほとんど全ての組織に含まれ、重要な役割を果たしています。
現在では、小林製薬や大正製薬、DHCやサントリーなどからサプリメントが販売されており、グルコサミンとともに、口コミでも人気となっています。

コンドロイチンの効果を解説。

もっとも代表的なコンドロイチンの効能は、軟骨の守ることです。
軟骨において、最も重要な成分である「プロテオグリカン」の材料であり、軟骨に水分と栄養を届けることで、健康で丈夫な軟骨を作ります。
また、コンドロイチンは、軟骨分解酵素を阻害、加齢に伴って起こる軟骨細胞の死滅を防ぐ、ヒアルロン酸の合成量を増加し、関節の動きをスムーズにするなどの効果があります。

上記の効果により、軟骨を守りますので、関節痛の緩和にも役立ちます。

コンドロイチンには、不要な血管新生を抑制する働きがあります。
不要な血管新生は、様々な病気や、軟骨の変形や破壊の原因にもなります。

コレステロールの増加を防ぎ、コレステロールが血管壁に沈着するのを抑制する効能がありますので、血管の健康を守り、動脈硬化などの予防に役立ちます。

コンドロイチンは、強力な保水性を持っていますので、潤いのある肌作りに大切です。
ヒアルロン酸コラーゲンとともに、美しい肌を作る栄養素としてサプリメントでも人気です。

目の水晶体などにもコンドロイチンは豊富に含まれており、 不足すると、老眼や飛蚊症などの原因にもなります。
そのため、コンドロイチンは目薬にも用いられています。

上手に摂取するために。

グルコサミンと同時に摂取しましょう。
グルコサミン&コンドロイチンの併用により、現代人の慢性疾患とも言える「変形性膝関節症」の多くの方、軟骨が完全再生されたとの臨床結果が発表されています。

また、関節の健康や美肌のためにも、ヒアルロン酸やコラーゲンも同時に摂取すると良いでしょう。

コンドロイチンの有効性。

一部ではありますが紹介します。
『独立行政法人−国立健康・栄養研究所−』より記事を転記しています。

・ドライアイに対して点眼薬は有効性が示唆されている。
・コンドロイチンの摂取は関節腔の減少を穏やかにすることにより、変形性関節症の進行を遅らせる可能性が示唆されている。
・変形性膝関節炎患者622名(試験群309名、62.9±0.5歳)を対象とした二重盲検無作為化プラセボ比較試験において、コンドロイチン硫酸800mg/日を2年間摂取させたところ、脛骨大腿関節腔幅(JSW)の減少の抑制、痛みの減少(VAS、WOMAC)が認められたという報告がある。
・膝変形性関節症患者において、コンドロイチン硫酸と塩酸グルコサミン、アスコルビン酸マンガンの併用製品が、客観および主観的な痛みの指標を改善したという報告がある。

コンドロイチンを多く含む食品。

鶏の軟骨や骨、サメの軟骨、魚の骨や目玉、フカヒレなどの食品に多く含まれています。

欠乏症や過剰症、副作用。

1日の目安量や推奨摂取量は、明確ではありませんが、不足すると軟骨が脆くなってしまい、すり減って炎症や痛みを引き起こしてしまいます。
また、コンドロイチンが不足すると肌の潤いを保てず、乾燥肌などの原因にもなります。

また、副作用は殆ど無いと言われていますが、稀に吐き気や腹痛を引き起こす場合があります。

摂取時の注意点。

ワルファリンと併用は、ワルファリンの効果を増強する可能性があります。

コンドロイチン関連サイト紹介。

【コンドロイチンの効果】やサプリメントの選び方。

関節の健康だけでなく、丈夫な血管作りや美肌作りにも大切なコンドロイチンに関するサイトなどをこちらに紹介していますので、ぜひ参考にして下さい。

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