効果や食品を解説(パントテン酸)。

水に溶けて油には溶けない水溶性のビタミンで、脂肪の代謝に大事なことで有名です。
名前の由来としては、ギリシャ語で「至るところに存在する」という意味からきており、様々な食品に含まれているので、通常の食事をしている人は不足することはあまりないと言われています。

パントテン酸の効果を解説。

もっとも、代表的なパントテン酸の役割は、脂肪や炭水化物の代謝に役立つことです。
140以上の酵素の補酵素として働き、様々な代謝やホルモンの合成などを正常に維持するのに役立っています。
特に、炭水化物などの糖質の代謝において、欠かすことのできない補酵素です。

ストレスが体に溜まると、脳からストレスと戦うホルモンが分泌されます。
パントテン酸は、このホルモンの生成に関与し、ビタミンCとともにストレスの緩和に役立ちます。
ミネラルでは、マグネシウムが「抗ストレスミネラル」と呼ばれるほど、ストレス対策に役立ちます。

ニキビの原因の1つである脂肪酸を分解し、ニキビの予防や改善に役立ちます。
また、ストレスの緩和に役立つことから、ストレス性のニキビに対しても、パントテン酸の摂取が効果的と言われています。

アメリカではアトピーへの栄養学的な治療として、ビオチンとともにパントテン酸が使用されています。

パントテン酸には善玉コレステロールの生成を促す働きがありますので、悪玉コレステロールを回収し、動脈硬化や心筋梗塞などの予防に役立ちます。

葉酸やビタミンB6とともに体の免疫力を高めますので、風邪や細菌などの感染症などの予防に役立ちます。

パントテン酸は、コラーゲンの生成に必要なビタミンCの働きを助けることで、美肌に役立ちます。

パントテン酸の詳しい効果・効能についてはコチラをご参照下さい。

上手に摂取するために。

パントテン酸は8種類あるビタミンB群(ビタミンB1ビタミンB2ビタミンB6ビタミンB12葉酸ビオチンナイアシン)の1つで、ビタミンB群はお互いに協力しながらより効果を発揮しますので、ビタミンB群をバランスよく摂取して下さい。

パントテン酸を多く含む食品。

レバー、イワシ、納豆、モロヘイヤ、ブロッコリーなどに多く含まれています。

欠乏症や過剰症。

1日の目安摂取量は成人男性6mg、成人女性5mgで、不足すると免疫力の低下や副腎機能の低下を起こします。

1日の上限量の定めはなく、現在のところ過剰症の報告もありません。

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